無教会研修所




無教会研修所「基本理念」より


 故関根正雄・故高橋三郎両先生の指導のもと、1992年に発足した無教会研修所は、2017年で四半世紀を迎えます。この間、NPO法人・今井館教友会の支援を得ながら、聖書を中心とする学びの場「聖書学習講座」を設け、雑誌『無教会研究』を刊行してきました。

 「無教会」とは、教会組織や儀式ではなく、聖書を重んじた内村鑑三が自らのキリスト信仰の立場に名づけた名称です。当研修所もその伝統を受け継ぎます。しかし、それは研修所が「無教会」という教派的立場に立つことを意味しません。むしろ、時代の先行きがますます不透明になるなかで、自分を見つめ、社会を見つめ、歴史を見きわめるためにも、しっかりと聖書を読み、信仰の先達に学ぶことが肝要であるとわたしたちは考えます。

 当研修所の「聖書学習講座」は特定の教派の神学にとらわれず、学究的であることを重視しますので、聖書に関心を抱くすべての方々に開かれています。聖書ヘブライ語やギリシア語の学習科目を開講するのはその表れのひとつです。しかし、それと同時に、こうした営みが目に見えない「キリストの体」である教会(エクレシア)に連なることを自覚しつつ、21世紀に果たすべきキリスト教の役割を受講者の方々とともにしっかり考えてゆきたく思います。
2017年1月



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