第一回「CDによる聖書講義集会」の内容
下の再生ボタン( )で講義の一部を試聴できます。
(中止は ) |
1. 石原兵永
「福音のはじめ」
1973年録音
|
石原兵永(1895~1984)は内村鑑三の集会に出席、内村
の晩年には助手として、その後は独立伝道者として戦前か
ら戦後の混乱期を生きる。集会を主宰するとともに『聖書
の言』誌を発行する。録音は今井館伝道聖書集会での講義
を収録。 |
|
|
|
2. 岩隈直
「アバ、父」
1976年録音
|
岩隈直(1909~1997)は肺結核療養中に無教会の信仰に
出会う。以降無教会独立伝道者として療養所内の聖書集
会、病床訪問伝道、公開聖書集会を主宰。並行して『新約
聖書ギリシャ語辞典』や伝道雑誌『無教会主義』などを発
行。 |
|
|
|
3. 岩島公
「禅・浄土・キリスト」
1984年録音
|
岩島公(1906~2002)は内村鑑三の集会、その後金澤常
雄、塚本虎二、矢内原忠雄に信仰を学ぶ。国語教師として
教鞭を執る傍ら、自宅での聖書研究会と『永遠の日本』誌
を発行。12回にわたる「内村鑑三先生記念キリスト教講演
会」を主催。録音は今井館伝道聖書集会での講義を収録。 |
|
|
|
4. 川喜田愛郎
「ピレモン書所感」
1978年録音
|
川喜田愛郎(1909~1996)は晩年の内村鑑三の集会に
出席、専門はウイルス学の研究者で、後年千葉大学学長
の職にあった。
録音は今井館伝道聖書集会での講義が記録されている。
|
|
|
|
5. 川西田鶴子
「ルカ伝第52講」
1980年録音
|
川西田鶴子(1898~1999)は矢内原忠雄の友人、川西
実三氏夫人。矢内原忠雄に信仰を学び、その後矢内原の
伝道を側面から支える。
録音は主宰した聖書集会泉会での講義を収録。
|
|
|
|
6. 黒崎幸吉
「私は何故クリスチャンになったか」
録音年不明
|
黒崎幸吉(1886~1970)は内村鑑三の集会に出席し、
信仰を学ぶ。妻の死を契機に退職、伝道者の道に転進し
聖書雑誌『永遠の生命』を発行する。数多くの著作の中
でも新約聖書全巻にわたる『註解新約聖書』は多くの人
に愛読される。 |
|
|
|
7. 関根正雄
「創造と堕罪」
1974年録音
|
関根正雄(1912~2000)は晩年の内村鑑三の集会に出席、
その後塚本虎二のもとで信仰を学ぶ。
1949年に独立し「千代田無教会集会」を主宰し、聖書雑誌
『預言と福音』を発行。旧約聖書学者として日本の旧約学
の発展に大きく寄与する。
|
|
|
|
8. 高橋三郎
「マルコ福音書の根本問題」
1977年録音
|
高橋三郎(1920~2010)は矢内原忠雄の集会に出席、
昭和女子大学で教鞭をとる。職を辞した後、ドイツ留学を
経て独立伝道者となる。聖書雑誌『十字架の言』を発行。
録音は今井館伝道聖書集会の講義である。
|
|
|
|
9. 塚本虎二
「先生に学んだこと」
1960年録音
|
塚本虎二(1885~1973)は内村鑑三に信仰を学び一度は
役人の職に就くが、辞職後伝道に献身。内村鑑三の集会で
前講を受け持った後独立し、丸の内聖書研究会を主宰、聖
書雑誌『聖書知識』を発行。録音は大阪での「内村鑑三先
生没後三〇年記念講演会」での講演を記録したもの。 |
|
|
|
10. 堤道雄
「受難の予告」
1974年録音
|
堤道雄(1918~2005)は学生時代に内村鑑三をはじめと
する無教会主義の著作に出会い教会を脱会する。その後
職業を続ける傍ら、聖書雑誌『真理』を発行、勤務地が
変わる中で聖書研究会を主宰する。独立伝道者として日本
各地、海外でも伝道活動を行う。 |
|
|
|
11. 富田和久
「先なるもの・後なるもの」
1988年録音
|
富田和久(1920~1991)は学生時代に矢内原忠雄、三谷
隆正に信仰を学ぶ。大学卒業後は京都大学で学生の指導と
研究にあたる。大学内の聖書研究会、家庭集会(北白川
集会)を主宰。録音は大学の新入生歓迎会での講演を収録。 |
|
|
|
12. 中澤洽樹
「第二イザヤ書をどう読むか」
1992年録音
|
中澤洽樹(1915~1997)は学生時代に矢内原忠雄、塚本
虎二に信仰を学ぶ。アメリカで旧約聖書学を学んだ後、
立教大学で後進の指導にあたる。「イザヤ書」の研究と
ともに、研究誌『内村鑑三研究』編集委員として研究者の
発掘に尽力する。 |
|
|
|
13. 中山博一
「救いの秩序」
1978年録音
|
中山博一(1900~1998)は内村鑑三、藤井武に信仰を学
ぶ。大学で教鞭を執る傍ら、学生時代から始めた伝道雑誌
『ちとせのいは』を発行。文書伝道とともに「中山聖書研
究会」での聖書講義を続ける。 |
|
|
|
14. 西村秀夫
「イエスの指針Ⅲ 足を洗うということ」
1988年録音
|
西村秀夫(1918~2005)は三谷隆正、塚本虎二、矢内原
忠雄に信仰を学ぶ。中国から帰国後、山形基督教独立学園
高等学校に赴任、大学での教職を経て障害者の福祉活動に
あたる。生涯を社会的弱者のために捧げる道を歩む。
録音は今井館日曜集会での講義を収録。
|
|
|
|
15. 野村実
「聖書と病気」
1976年録音
|
野村実(1901~1996)は内村鑑三、藤井武に信仰を学ぶ。
結核療養中に読んだシュバイツァーに影響を受ける。
「学びつつ療養する」がモットーの野村が開設した結核療
養所は、後に作業療法・転換療法として認められる。
録音は「聖書と病気」の4回目「死にいたる病」を収録。 |
|
|
|
16. 藤田若雄
「イザヤ書に学ぶ」
1974年録音
|
藤田若雄(1912~1977)は学生時代に矢内原忠雄の集会
に参加。卒業後は大学での教鞭の傍ら、『東京通信』誌を
発行。後に発表した「内村鑑三を継承した人々」は大きな
反響を呼ぶ。録音は今井館での「イザヤ書講義」の第1回
目を収録。 |
|
|
|
17. 藤林益三
「塚本先生と浅見仙作」
1998年録音
|
藤林益三(1907~2007)は塚本虎二に信仰を学ぶ。弁護
士として戦時下に浅見仙作の治安維持法裁判を支援する。
その後、最高裁判所長官に就任し「津地鎮祭訴訟」にあた
る。録音は塚本虎二先生25周年記念会での公演を収録。 |
|
|
|
18. 前田護郎
「不正な裁判人の譬(ルカ18:1~8)」
1975年録音
|
前田護郎(1915~1980)は学生時代に塚本虎二のもとで
信仰を学ぶ。留学から帰国後は、大学での学究活動の傍ら
「世田谷聖書会」を主宰し、併せて聖書雑誌『聖書愛読』
を発行する。
新約聖書学者として後進の育成に尽力する。 |
|
|
|
19. 松田智雄
「パウロ伝の一こま」
1979年録音
|
松田智雄(1911~1995)は西洋経済史研究者として、
ヨーロッパにおけるプロテスタンティズム(特にヨーマン
リー)の研究とともに、戦後日本社会の民主的改革に関心
を抱く。各地の集会、講座などの講義を行う傍ら、蓼科で
のキリスト教信仰に立つ農村共同体の形成にあたる。 |
|
|
|
20. 松本馨
「招き」
1975年録音
|
松本馨(1918~2005)は17歳でハンセン病を発病し全生
園に入園する。27歳で失明と四肢の神経麻痺に苦しむが、
園内の教会に通う中で関根正雄と出会う。その後は口述筆
記による『小さき声』誌の発行とともに、国の隔離政策の
廃止運動をリードする。 |
|
|
|
21. 矢内原忠雄
「ロマ書講義1」
1960年録音
(音源の状態により、聴き取りにくい
個所があります)
|
矢内原忠雄(1893~1961)は学生時代に新渡戸稲造から
人間を、内村鑑三から信仰を学ぶ。二人の師から受けた
影響は、その後の学問と信仰の継承者として戦前から戦後
の激動の時代を戦い抜くことになる。録音は御殿場での
夏期聖書講習会における「ロマ書講義」を収録。 |
|
|
|
22. 盧平久
「塚本先生と私」
1978年録音
|
盧平久(1912~2003)は金教臣の薦めで来日、塚本虎二
の集会に出席し信仰を学ぶ。日本の敗戦直後から、聖書
雑誌『聖書研究』を発行し、韓国無教会の中心的指導者と
して活動、韓国と日本の架け橋として全国各地での講演を
行う。録音は今井館聖書講堂での公演を収録。 |
|