理事長のごあいさつ



     rijityou


このたび特定非営利活動法人(NPO法人)今井館教友会の理事長をお引き受けしました西永 頌(たたう)です。

前理事長大山綱夫氏の下で副理事長を6年半務めてまいりました。私の専門は電子工学で、内村鑑三の研究者でも聖書研究の専門家でもありません。ただ、学生時代に無教会の信仰を与えられその学びを喜びとしてまいりました。

今井館聖書講堂は大阪の香料商今井樟太郎の遺志により信子夫人が内村鑑三に寄付した資金をもって1907年(明治40年)、新宿区柏木に建築されました。その後、1935年(昭和10年)に内村邸が都市計画により立ち退きを迫られた時、今井館は今の目黒区中根の土地に移築されました。それから85年を経て、今井館は再び新たな地を求めて文京区本駒込に移転することになりました。昨年11月の今井館臨時総会と本年6月の総会にて移転が決定され、現在、それにかかわる様々な仕事を加納孝代副理事長、荒井克浩常務理事・事務局長はじめ理事の皆さん、事務局員の皆さんと共に進めております。

内村鑑三は遺書に今井館について、福音伝道用に供すること、と書いています。この遺志に沿って新しく移転する今井館も運営して行きたく存じます。一方でNPO法人として、広く公共のためにお役に立つよう努力してまいります。キリスト教講演会や講義・講習のための会場に用いる事はもちろん、約1万冊の内村鑑三とその教えを受け継ぐ方々の書籍と沢山の独立伝道者の方々の雑誌を皆様のご覧に供するべく整えております。現在、雑誌の電子化を進めており、ご来館いただければそれらを容易に閲覧することが出来ます。

文京区本駒込の今井館は2021年10月に開館の予定です。目黒区中根の現今井館は2020年10月には閉館となります。新しい今井館の完成までの間は、このホームページで今井館の様々な活動や寄贈図書の案内、各地の活動のニュースをお知りいただけます。また、「蔵書検索OPAC」により、図書目録、雑誌目録もご覧いただけますのでご利用いただければ幸いです。
                    
             2020年7月1日
                               NPO法人 今井館教友会
理事長  西永 頌
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